ブランクがある看護師は、再就職に不利かというとそんなことはありません。
実際、ハードな職種であるだけに、結婚や育児、介護などの家庭の事情で離職する人が後を絶たず、同時に復職を考える人も多くいます。
そのため、受け入れ態勢を整えている病院が少なくありません。
特にブランク期間が2年~3年くらいならば、まだ新しい医療知識や技術にも慣れやすい状況です。
一方、5年以上経ってしまうと、慣れるまでの時間と新たな知識の習得が必要になります。
ただ、コールセンターの相談員や介護施設など、病院以外にも資格を活かして働ける職場は多いため、最先端の医療についていくのが難しい場合は、こうした職場を選ぶのも手です。
また、復職の際は知識やスキルを磨くことに加えて、新人として新たな職場に馴染むことも大事です。
では、職場に馴染むために重要なポイントとは何でしょうか。
まず大事なのが、人の名前を早く覚えることです。
コミュニケーションをスムーズに取るためには、顔と名前をいかに早く一致させるかがポイントとなります。
そのうえで、人間関係やチームを牽引するリーダー格の人を認識し、その人を中心とする人間関係や職場の雰囲気を理解することで溶け込みやすくなるでしょう。
次に、素直に謙虚に振る舞うことです。
どんなに看護経験があっても、新しい職場では新人かつ一番下の後輩という立場です。
自分より年齢が若い先輩に対しても経験者という見栄を張らずに、謙虚かつ素直に対応しなければなりません。
特に、自分の前の職場のルールを持ち込むのはNGです。
「前の職場ではこうだった」などと主張しすぎると、「面倒臭い人」という印象を与えてしまいます。
「郷に入れば郷に従え」というように、新しい環境を受け入れ、順応しようとする姿勢を持ちましょう。